Showing posts with label 54学区について. Show all posts
Showing posts with label 54学区について. Show all posts

Friday, July 16, 2021

54学区について

第54公立学校区(School District 54)移住・教育ガイド

シャンバーグを中心に、ホフマンエステーツ、エルクグローブビレッジ、ハノーバーパーク、ロゼル、ストリームウッド、ローリングメドウズまで広がる、イリノイ州最大規模の公立学校区です。


1. 学区概要

  • 学校数:28の幼稚園・小中学校

  • 生徒数:約15,500人

  • スタッフ数:約2,000人(教師1,288名+指導サポートスタッフ)

  • 運営方針

    • 生徒全体の成功に焦点を当て、健康・安全・学習チャレンジをサポート

    • 教育効果向上のため、教師の継続学習・研修(PLC)を重視


2. 多様性と支援体制

  • 人種・言語の多様性

    • 約20%の生徒が92言語を話す英語学習者

    • 約19%が経済的に困難な家庭出身

    • 約10%が個別教育計画(IEP)による支援対象

  • 支援スタッフ

    • メンター、リテラシー・数学・バイリンガル指導コーチ

    • 才能教育教師、特別支援教育教師

    • 各クラスの教師を補助し、日々の数学・読解授業も担当

  • 行動支援

    • PBIS(Positive Behavioral Interventions & Supports)を実施

    • 社会性・情動学習を促進し、ポジティブな学習環境を提供


3. 学力実績

  • イリノイ州全地区の成績上位5%に入る実績

  • 数学・読解能力で基準を超える生徒の割合は州平均の約2倍


4. 多言語学習プログラム

デュアルランゲージ(Dual Language)

  • 小学校レベルで英語とその他の言語が半々の構成

  • 生徒は英語・スペイン語・日本語など複数言語で学ぶ

  • 目的:

    • 英語を母語としない生徒も、2言語で学年レベルの学力を習得

    • 社会的状況に応じて2言語を効果的に使用

    • 読み書き・コミュニケーション能力の向上

    • 異文化理解と多文化対応能力の育成

チャイニーズ・イマージョン(Chinese Immersion)

  • 一方通行型(多くの生徒は中国語未経験)

  • 中国語の授業を通して高い学力と文化理解を育成

  • イングリッシュ・パートナー教師と協働で2言語教育を実施


5. プログラムの目標

  1. 英語を母国語としない生徒も含め、すべての生徒が2言語で学年レベルの学力を身につける

  2. 年齢に応じた社会的状況で、2言語を快適かつ効果的に使用

  3. 読み書きとコミュニケーション能力を2言語で習得

  4. 文化の多様性を理解し、異文化対応能力を発揮


まとめ

第54公立学校区は、多様性・教育水準・支援体制・多言語学習に優れた、イリノイ州でも最も教育環境が整った地区です。
家族でシャンバーグに移住する際、学校選択や言語プログラムの利用を考慮すると、子どもの学力・文化的能力を最大限に伸ばすことができます。

注目の投稿

シカゴダウンタウンの商業不動産

パンデミックの脅威が再燃する中、ダウンタウンの不動産需要の動向が注目されています。 高い空室率と弱い需要が特徴のオフィス市場に、110 N. Wacker DriveのBank of America Towerがオープンしましたが、デルタ株感染の影響で、雇用者は再び神経質になって...