Sunday, July 18, 2021

アメリカの住宅市場ニュース 

 ワシントン発(2021年7月15日) - 米国住宅都市開発省のトップが、全米リアルター協会の政策専門家とともに、米国の歴史的な住宅供給不足の解決策について議論しました。この仮想政策フォーラムでは、NARが委託してローゼン・コンサルティング・グループが執筆した調査結果を詳しく説明しました。この調査結果によると、米国では2001年までに約600万戸の住宅が建設されていないという「建築不足」が発生しています。この報告書「Housing is Critical Infrastructure(住宅は重要なインフラ)」は、米国の住宅政策に関する議論の中心となっています。特に、ジョー・バイデン大統領が先週、インフラ整備の一環として住宅に力を入れることを改めて表明したことを受けて、この報告書が発表されました。


「米国の住宅不足は、10年以上にわたる深刻な建築不足と投資不足の結果である」と、NARのチャーリー・オッパー会長は木曜日のイベントの冒頭で述べました。「必要な量に到達するためには、国を挙げての長期的な取り組みが必要であり、あらゆる種類の新しい住宅を建設することは、国のインフラ計画に不可欠な要素となります。道路や橋と同じように、住宅は家族が経済的に豊かになるために必要な長期的資産であり、人々を雇用機会に近づけ、地域住民を支える税収を生み出すものです」。


バイデン大統領は、住宅への「歴史的な投資」と称して、建設や修復を通じて米国に200万戸の住宅を追加することを目指しています。

Source: 7/15/2021 National Association of Realtors 


Saturday, July 17, 2021

アメリカの住宅市場 2021年5月度

 1年前と比較して住宅価格の中央値が24%上昇するなど、市場ではかつてないレベルで価格上昇が起こっています。住宅販売件数は4ヶ月連続で1%減少しましたが、1年前と比較すると45%増加しています。過去最高の住宅価格と在庫不足の両方が、潜在的な住宅販売を制限しています。

Friday, July 16, 2021

54学区について

第54公立学校区

シャンバーグ、ホフマンエステーツ、エルクグローブビレッジ、ハノーバーパーク、ロゼル、ストリームウッド、ローリングメドウズにまたがるイリノイ州で最大の学校区です。2,000人のスタッフ指導のもと、28の幼稚園・小中校で構成され、15,500人が在籍しています。

校区では、生徒が健康で安全に活動し、チャレンジし、サポートを受けることができるよう、生徒全体の成功に焦点を当てています。

人種の多様性に加え、20%の生徒が92言語を話す英語学習者、19%が経済的に苦しい家庭の出身、10%が障害のために個別の教育計画を受けています。

同地区では、学習空間や教育デザインの革新にも取り組んでおり、イノベート54タスクフォースは、全生徒に1対1のデジタル接続を提供し教育技術計画を推進しています。

特別支援教育、一般教育、才能教育で構成され、いずれのクラスでも、生徒は高度な訓練を受けた教師によって教えられます。プロフェッショナル・ラーニング・コミュニティ(PLC)プログラムをもとに、生徒の学習効果向上を目的とし、教育者の継続学習に重点を置き運営されています。1,288名の有資格者のほか、メンター、リテラシー、数学、バイリンガル、テクノロジーの指導コーチ、才能教育の教師、バイリンガルリソースティーチャー、各学校の特別支援教育の教師など、教師をサポートするスタッフがいます。すべてのリソース・ティーチャーは、クラス担任をサポートだけでなく、日々の数学と読解能力コースを担当します。

全学校では、PBIS(Positive Behavioral Interventions & Supports)を実践しています。社会的な行動を教えることで、ポジティブな学校環境を作り、社会性と情動学習のサポートを目指しています。

これらの地道な取り組みによって、イリノイ州の全地区の成績上位5%に入っており、数学と読解能力の両方で学力基準を超える生徒の割合は、州平均の約2倍に達しています。


多言語学習プログラム

デュアルランゲージとイマージョンは、第54地区のすべての生徒が利用できる選択プログラムです。小学校レベルの二重言語クラスは、英語やその他の言語に堪能な生徒が約50%、スペイン語や日本語に堪能な生徒が約50%で構成されています。チャイニーズ・イマージョンは一方通行のイマージョンで、大半の生徒は中国語の経験も能力もありません。デュアルランゲージ、チャイニーズ・イマージョンの教師とイングリッシュ・パートナーの教師は、2つのターゲット言語をコンテンツを通して教えることで、高い学力を育成します。これらのプログラムは、キンダーガーテンから中学2年生までの生徒の学力と文化的能力、そしてバイリンガル能力の向上を目指しています。


プログラムの目標

・プログラムに参加する生徒が英語を母国語としない生徒と同等に、2つの言語で学年レベルの学力を身につけること。

・年齢に応じた社会的状況において、2つの言語を快適かつ効果的に使用する。

・年齢に応じたレベルで、2つの言語を使って読み書きし、効果的にコミュニケーションをとる。

・文化の多様性を理解し、さまざまな社会的状況で異文化対応能力を発揮する。


Tuesday, July 6, 2021

賃貸住宅について

賃貸住宅を探す方のための賃貸住宅仲介

 イリノイ州の現地法人へ赴任される方、大学や大学院へ留学される方、大学病院や研究所へ来られる方などに向けて、賃貸住宅探しと生活スタートアップのお手伝いをさせていただいております。渡米の時期が決まりましたら、日本におられる間にご希望に沿った情報をお調べし、渡米後、短期間で快適で安全な住まいをご一緒にお探しいたします。業務内容は下記の通りです。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡くださいますようお願いいたします。

 


  

■業務フローと内容 

 渡米前

Email、お電話、SNS等でコミュニケーションを取り、ご予算、通勤、家族構成、ライフスタイルに応じて、エリアと物件情報をご紹介いたします。

 

渡米後

・ご希望の物件の見学をアレンジし、物件と周辺の生活施設をご案内します。
・家主側との交渉、書類作成のサポートをいたします。

 

契約

・契約の際の交渉、書類の確認、入居の際の室内確認をご一緒に行います。


■対応エリア

・シカゴ郊外(シャンバーグ、アーリントンハイツ、パラタイン、バーナンヒルズ等)

・シカゴダウンタウン

 

■費用 (仲介手数料) 

弊社で賃貸住宅を仲介する際の手数料は一切無料です。(契約の際、家主より仲介手数料を受けています。)

安心してご相談ください。

 

■賃貸住宅契約の手続きとご準備いただくもの

 *入居までの日数

 即入居可能なものから、30日後くらいまでが一般的です。お申し込みから契約までの手続きに関して、アパートなどの集合住宅の場合、最短で3日~から1週間程度かかり、その後入居が可能となります。

  

*ご準備いただくもの

 ・入居審査の際は、お家賃の支払い能力があるかどうかを確かめるため、アメリカ在住者の場合はクレジットヒストリーをチェックします。海外から移住される場合は、まだクレジットヒストリーがありませんので、これに替わるものとして、銀行の預金残高の証明や、企業派遣の場合は、家賃補助や年収を証明する会社からのレターが必要となります。複数の物件に申し込みを入れる可能性がありますので、3部ほどコピーをご準備いただくのがよいかと思います。

・家のお申込みの際に、Utility(ガス、水道、電気等)を開設していただきすが、ソーシャルセキュリティー番号がない場合は、身分証明書を2種類求められることがあります。運転免許証などもご持参ください。

  

*当初かかる費用

 敷金(Security Deposit)が月額家賃の1~2カ月分が一般的です。通常は、入居前に敷金+1ヶ月目の家賃を支払います。その後は、毎月、月初などの決まった日までに、前払いで家賃を支払っていきます。このほか、入居審査費用が60~250ドルほど設定されています。また、弊社への仲介手数料は入居時にお支払いいただきます。入居時に必要な費用としては、「保証金+1カ月目の家賃」 となります。

 

*契約期間

 ・賃貸契約期間は、アパートの場合は通常1年契約が一般的です。契約する時期によって6ヶ月や10ヶ月のリースが可能な場合もあります。その後は、一定の期間を定めて更新契約をするか、1カ月更新(month to month)契約となります。借主からは、30日前の書面による通知で解約が可能となります。

・途中解約に対しては、借り手側から30日または60日前の書面による事前予告に加えて、一定額の違約金を支払う条件が設定されていることが一般的です。

 

シャンバーグについて


 シャンバーグについて

シャンバーグはシカゴ北西部25マイルに位置し、クック郡とデュページ郡にまたがる72,887人のコミュニティーです。全米で住みやすい都市ランキング第9位を獲得し、非常に高い人気を誇っています(ファイナンス誌『マネー』Money.comより)

都市と郊外のミックス感があり、イリノイ州で最も住みやすい街です。レストランや公園などが充実し、家族連れや高学歴の若い世代が多く住んでおり、リベラルな傾向です。また、2ヶ国語教育を行う公立学校(54学区)は高い評価を得ています。

いわゆる「金の回廊」とよばれる経済と製造業の中心地として知られています。イリノイ州ではシカゴ市に次いでビジネス拠点があり、フォーチュン500企業の本社がいくつかあります。

アメニティーでは、Prairie Center for the Artsでコンサート演劇鑑賞や、Trickster Art Gallery、インディペンデントリーグBoomers野球観戦があります。また、シャンバーグ図書館は州内でも最大級の規模を誇り、毎年100万人以上が訪れます。

商業施設としてレゴランド・ディスカバリー・センター、IKEA、約300の店舗やレストランからなる国内最大級のウッドフィールド・モールでショッピングを楽しむことができます。

<統計データ>

  • 人種構成 白人61.2%、アジア人25.5%、ヒスパニック10.6%、黒人4.2%
  • 平均収入 世帯当たり 83,096㌦/年、一人当たり40,101㌦/年
  • 貧困層の割合 6.4%
  • アメリカ国籍 83.5%
  • 住宅平均販売価格 一戸建て350千㌦、タウンハウス228千㌦
  • 最終学歴 大卒以上49.4%
<交通アクセス>
  • シカゴ 車45分、メトラ50分
  • オヘア空港 車20~30分 


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